【SHIZGASでんき】7種類の割引サービスで静岡ガスが電力参戦！

この記事は約3分で読めます。

2,854 views

静岡ガスは電力自由化に向け新電力会社「静岡ガス＆パワー」を設立。静岡特有の分かれ目である「富士川」の東西両方をカバーした電気プランを発表しました。

おうちプラン１

静岡ガスは、東京電力エリアと中部電力エリアの2地域を対象におうちプラン1という電気プランを発表しました。

細かく見てみると、東京電力エリア向けの場合40～60A、中部電力エリア向けの30～60Aの基本料金を約50円から160円安くしただけといういたってシンプルな価格設定です。電力量料金は両エリアとも自由化前の料金（従量電灯B料金）と全く一緒。
年間で見ても最大2,000円程度しか安くならず、魅力といえるほどの金額ではありません。

静岡ガスのポイントは割引特典

基本料金、電力量料金だけを見ると乗り換えるメリットがなさそうですが、静岡ガスの巻き返しはここからです。
基本料金から毎月一定額割り引く7つの特典を用意しました。

1. セット割・・・電気とガスの利用
2. ほっと割・・・床暖房・暖房機器の利用
3. 創エネ割・・・エコウィル・エネファームの利用
4. ウェルカム割・・・新規のガス申し込み
5. 早期割・・・2017年12月までに電気を申し込むと基本料金が割引になる
6. 安心割・・・警報機と消火器のリース利用
7. おとも割・・・省エネ家電のリース契約利用

契約アンペア数によって割引額は異なりますが、月々の基本料金が42円～最大252円安くなるよう価格が設定されています。また、〈ほっと割と創エネ割〉、〈ウェルカム割と早期割〉以外の組み合わせであれば同時適用も可能！現在の契約内容とこれからの使い方次第で、これまでより格段に安くなる可能性もあります。

本当に安くなる？検討は必至！

リース契約による割引の場合、電気の基本料金を抑えることが出来てもトータルで高くついてしまうケースがあります。特典が豊富なぶん、消費者はよく注意して選ばないといけないという面倒くささがやや残るので、よく検討してから契約をしてください。

供給は自社の発電所

静岡ガスの電気は子会社「静岡ガス＆パワー」が静岡市に建設した富士発電所のものを使用します。富士発電所は液化天然ガスを使うガスエンジン2基などを用いて最大17,000キロワットの電力を出力し、一般家庭約2万軒の電気を賄うことが出来ます。さらに周辺の工場による自家発電などからも調達をするため、供給に関しての問題もなし。まずは初年度で15,000件の契約を目指します。

まとめ

家庭用電力小売りに続々と参入するガス会社。2018年の都市ガス自由化に向け、着々と準備を進めています。静岡ガスへの新規契約をお考えの方は、東邦ガスなどの料金も検討し、電気料金だけではなく割引サービスの充実度も押さえておくことが電気代を安くするカギとなりそうです。

Tweet