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【北海道】電気顧客獲得バトル!新参も古参も争奪戦?
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日本の中でも最も電気料金が高い北海道。皆さんはもう新しい電力会社を決めたでしょうか?この16年4月から始まる電力小売全面自由化に向けて、道内でも新規参入業者と既存の電力会社との顧客獲得競争が行われています。出揃いはじめた道内の新電力プランを俯瞰しながら、電気プラン選択のポイントもお伝えしていきます。
新規参入の波は北海道にも
道内では、少なくとも7社が新規参入を表明しており、今までにない様々なオプションをつけた料金メニューにより新規顧客の獲得を目指しています。自社が提供する既存のサービスと組み合わせた割引や料金プランが主なもので、すでにサービスを利用している顧客のみならず、これを新たなビジネスチャンスと捉えて新規サービス加入者の獲得も狙っているようです。
例えば、コープさっぽろが展開するトドック電力では、電気料金の支払いでコープさっぽろのポイントが貯まったり、トドックスマホも併せて契約することでさらに電気料金が安くなる等の電気プランで更なる利用者の増加とサービス充実を目指しています。 【コープさっぽろ】トドック電力が2つの料金メニュー発表!6月開始!
新規参入業者V.S北海道電力
既に料金メニューを公表しているのは、ジェイコム札幌、北海道ガス(北ガス)、KDDI(au)、エイチ・アイ・エス(HIS、HTBエナジーが供給)の主要4社です。
ジェイコム札幌、北ガス、KDDIの3社のメニューは、それぞれケーブルテレビ、給油・暖房機器、携帯電話など自社サービスの利用者を主な対象としたもので、同様にエイチ・アイ・エスも、本業である旅行ツアーの割引を設定しています。このように、新規参入業者は多種多様なオプションで付加価値をつけていますが、メインの競争はやはり価格面であり、どの会社もこれまで地域独占してきた北海道電力(北電)より基本料金や従量料金を数パーセント安く設定しています。これに対し、北電は使用量の多い家庭が割引になるメニューを設定するなど、囲い込みを行うことで顧客流出を食い止めたい考えです。
焦りは禁物。電気契約変更は慎重に
電力小売全面自由化により、新規参入業者と既存の電力会社との間で競争原理が働くことで、電気料金の全体的な値下げが期待されています。また、電気プランやサービスの多様化に合わせて、消費者が自分の生活スタイルなどを適切に考えて電力会社を選べるようにもなるでしょう。しかしながら、多くの電力会社・電気プランの中から、自分に一番合ったものを選ぶのはなかなか難しいことだと思います。
未だ電気プランを発表していない新電力会社もありますし、これからも新たなメニューが発表されていきますので、本当に自分に合った電気料金プランを焦らず慎重に比較・検討を進めることが賢明だと言えるでしょう。
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